現在、李保華老師は日本を活動の中心にされ、東京で会員制教室を開講しながら、世界中で馬貴派八卦掌を教えられています。
馬貴派八卦掌を学ばれたい方は、公式サイト:馬貴派八卦掌伝播中心を御覧下さい。

2010年7月25日日曜日

2010夏:八卦掌会員制教室

李先生による馬貴派八卦掌伝播中心の会員制教室として、獅形掌に対応した八卦大刀の講習が行われました。内容は以下の通りです。

  1. 獅形掌第一上下
  2. 獅形掌第五横
  3. 八卦大刀×獅形掌第一下
  4. 片膀
  5. 帯環
  6. 転身截
  7. 翻身截

鞭杆を大刀替わりに練習しました。刀を動かすのでなく、自分が動く練習が基本なので、初めは鞭杆で十分練習になるとのことでした。そのうち会員向けに大刀を作成したいそうです。
八卦刀の功夫はもちろん獅形掌の走圏と掌法で培われるものですが、特に刀を持った場合の最重要の功夫が4.-7.の動作だそうです。
また刀の対練の場合は、互いに手・首・腰・足を狙う型があり、双方の刀をぶつけることなく相手に刃を届かせるように動くのだそうです。そうした対練ができるようになるには8-10年はかかるだろうとのことでしたが。

2010年7月24日土曜日

2010夏:八卦掌講習会(9)

李先生による馬貴派八卦掌講習会、一般向け講習会の今夏最後の一回の内容は以下の通り。

  1. 龍形走圏
  2. 単換掌第二
  3. 獅形掌第七
  4. 獅形掌第八

獅形掌第八は第七に三扣三擺つけたものでした。今回は歩法をクリアにするには頭の位置が大切だとのことで、また下から上に注意が戻りました。頭と足は相互に影響しあうのだそうです。步眼清晰という言い回しがあるとの由。
最後ということもあってかは分かりませんが、獅形掌の戦い方をかなり長めに見せていただきました。龍形掌をベースにした様々な変化があるが、それは球の回転が生み出す無限の変化なので、練習すべき変化はいくつもない、とのことでした。

2010年7月20日火曜日

2010夏:八卦掌講習会(8)

李先生による馬貴派八卦掌講習会、本日の内容は以下の通りでした。

  1. 龍形走圏
  2. 熊形走圏
  3. 単換掌
  4. 順勢掌第三
  5. 獅形掌第六
  6. 獅形掌第七

今日は混円一気を実現するために気をつけることとして、上鬆下緊の真の意味についての解説がありました。ゆるませるといっても、鬆と懈では全然違うのだとの由。またそれを踏まえての歩法の説明もありました。
また練習する上での心の問題として、意識を手でなく体におくこと、すみずみまで意識することなどを改めて強調されました。さらに「信心」が生まれるまで練習するのがよい練習との由。ここでの「信心」は何かを信仰するということではなく、自信や確信といったもの、つまり自分の体なり心なりが確かにしっかり動けてると感じられるまで練習するということだそうです。したがって調子が悪ければ信が得られるのに2時間かかることもあるし、調子が良ければ10分あれば十分なのだそうです。

2010年7月15日木曜日

2010夏:八卦掌講習会(7)

李先生による馬貴派八卦掌講習会、本日の内容は以下の通りでした。

  1. 龍形走圏
  2. 順勢掌+単換掌
  3. 獅形掌第五縦
  4. 順勢掌第二
  5. 獅形掌第五横
  6. 獅形掌第六

第五以降は順勢掌を基礎としているそうです。単換掌は得勢の動作、順勢掌は順勢の動作なのだそうです。どちらも本質的には同じだがより高級なのは順勢の動作との由。
順勢掌第二と獅形掌第五は最初は斜めにやや擺歩でしたが、これがまっすぐに変わりました。円周上から離れないためだそうです。
獅形掌第五縦の要点として、後ろの敵に球をぶつけることと、下から掬うことを教えて頂けました。
獅形掌第六は複数を相手にした場合の動きを想定したものでした。
なお走圏で時計回りを重点的に行う理由について、前回の歩法との関係から必然性があることを教えていただきました。

2010年7月13日火曜日

2010夏:八卦掌講習会(6)

本日の李先生による馬貴派八卦掌講習会、内容は以下の通り。

  1. 龍形走圏
  2. 順勢掌+単換掌
  3. 順勢掌第二
  4. 獅形掌第五縦
  5. 獅形掌第五横
  6. 熊形走圏

順勢掌を2バージョン練習し、それぞれに対応する獅形掌を練習しました。
単換掌と順勢掌は円運動において対照的な関係にあり、双方を身につけることで完全な円転を生み出せるそうです。獅形掌で球体を回す場合も同様との由。
獅形掌第五は動作自体はすでに獅形掌第三、四に入ってるようなものですが、単独で行うと難しさが際立ちました。

2010年7月8日木曜日

2010夏:八卦掌講習会(5)

李先生の馬貴派八卦掌講習会、本日の練習内容は以下の通り。

  1. 龍形走圏
  2. 単換掌第二
  3. 獅形走圏
  4. 獅形掌第四

第四は第三に三扣三擺加えたものとなっています。
なお抱える球体の最後の一つとして、半空半水球を教わりました。これがいちばんよいそうです。
また練功の三段階として、

  1. 通・順
  2. 聚・合

を示され、効果的な練習をする上での心得をいろいろ教えていただきました。前にもお話いただいた内容でしたが、より要点を絞ったお話を伺えました。

2010年7月6日火曜日

2010夏:易筋経講習会

本日は久しぶりの易筋経講習会でした。講習内容は以下の通り。

  1. 易筋経上段1
  2. 易筋経上段2
  3. 易筋経上段3
  4. 易筋経上段4
  5. 易筋経中段1
  6. 易筋経中段2
  7. 大起式

例によって各動作の名称は明かされませんでしたので、仮に数字だけつけました。過去の講習会と比べて新たに習ったものは、上段功の4番目と中段功の1番目の動作です。
上段功の4番目は穿掌の練功を一段階上げる龍の練功だそうです。おそらく秘伝の練功だと思われます。
中段功の1番目は獅子の球遊びシリーズです。過去のものとあわせて3つめでしょうか。もっとあるそうです。

2010年7月4日日曜日

2010冬:八卦掌講習会(4)

本日は李先生による馬貴派八卦掌講習会4日目。練習内容は以下の通り。
  1. 龍形走圏
  2. 単換掌
  3. 双換掌
  4. 双換掌第三
  5. 獅形走圏
  6. 獅形掌第三
本日も掌法の名前は現段階では敢えて教えないと繰り返されました。名前を念頭において練習すると後々面倒になるからだそうです。なので~掌第三としているのはすべて記録者で勝手につけた仮称です。
龍形と獅形について、同じ型での原理の違いを実際に見せていただきました。また走圏の基本の構えについて槍と大刀での違いというものがあり、ここでは大刀の型を学んでいるとのことでした。
なお抱える球体に関して、実際には4種類あり、空球、実球、半空半実球までを教わりました。


2010年7月1日木曜日

2010夏:八卦掌講習会(3)

本日は李先生による馬貴派八卦掌講習会3日目。練習内容は以下の通り。
  1. 龍形走圏
  2. 単換掌
  3. 単換掌第二
  4. 獅形走圏
  5. 獅形換掌中盤&下盤
  6. 獅形掌第二
八法といい、八母掌というとき、その要点は八方向への動作を理解することにあるのだそうです。傍目には多彩な変化にみえても、それを行う自分自身は方向を明確に理解していないと、きちんと動けない。単勾八法と比較しつつ、改めて方向の重要性を教えていただきました。
またそもそも何を練習しているのか、実は動作でも方向でもないものを練習していることへの自覚を促されました。
そして回転の精度と気血の充実が連動していることにもっと注意を向けるように指導していただきました。